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電王戦FINALの前に思う(1) [将棋]

少々期間が空いて(空きすぎて)しまったが、また将棋電王戦のことについて思うところを書いていきたいと思う。

 さて今年の春に行われた第3回電王戦は既報のとおり、プロ棋士側から見て1勝4敗という成績であった。
 第3回のルールにおいては、コンピュータ側が対戦時に使用するハードを統一(主催者側が用意する高スペックPC1台)し、更にソフト開発者はそれぞれの対戦棋士にソフトを少なくとも3か月前までに貸し出す義務が有ることになった。
 貸し出している間は開発者たちはソフトを改変したりすることはできない。つまりプロ棋士にあらかじめ当日の対戦ソフトと練習対局なりソフトの傾向などを研究する期間を十分に与えて、本番の対局に備えてもらいたいという主催者側の配慮であるとのことらしい。
 まあ勝負という観点からすれば「それではプロ側が有利なのでは」という意見が出てきそうである。しかし以前にも述べたとおりソフト開発の技術は日々進歩しており、そうした現状の中で棋士とコンピュータが対戦するということになるとこのぐらいの条件を用意しておかないと、生身の人間であるプロ側にはかなり過酷な勝負であるから止むを得ないであろう。何よりプロはプロとして出る以上は「勝ち」という結果が求められるのだから。
 
 ・・・ただ、残念なことに結果は出なかった。豊島七段がYSS将棋に内容的にも完勝したのだが、それ以外は全てコンピュータの勝ち。
 その勝った豊島七段も、本番当日までに1000局に近いぐらいの対戦をソフトとこなしたという話である。現在羽生王座に5番勝負で挑戦中の豊島七段だが、近いうちにトッププロになるであろう実力者と言われている彼が、これほどの準備をして臨まないと現在の最強レベルの将棋ソフトには勝てないのだということが、改めて驚異的な事実として知られることとなったのである。
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