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電王戦FINALの前に思う(2) [将棋]

さて第3回のようなレギュレーションを設けてプロ棋士対将棋ソフトの対戦を行ったわけだが、結果は1勝4敗でプロ側の負け越しとなった。第2回と違う点で特にプロ棋士サイドに有利な点は、やはりソフトの事前貸出の義務付けられたこと、そして決められた貸し出し期間中に開発者側はソフトの改変を行ってはいけない、という点であろう。最終的にこのレギュレーションが決められる前にソフト開発者たち何人かにこの点についてドワンゴ側が話を聞いたそうだが、「いやしかしそれだと研究発表会みたいになってしまうから面白くないのでは」ということになったそうである。開発者側からすると、いくら強くなったといえども、人間と同じ思考で将棋を指しているわけではないので、まだまだそれなりに欠陥はあるようで、そこを事前に知られた上で対策を研究されたら、確かに真剣勝負という意味合いからすると面白みは欠けるということになるであろう。
 しかし同じ将棋を指すにしても、人間が指すのとコンピュータソフトが指すのでは感覚や性質が違うところがある、というのは周知の事実となっており、やはり主催者側としては対戦するソフトの性質なり傾向なりを十分に研究して本番に備えてもらいたい、そしてできれば、プロ側に勝ってもらいたいという意向から、最終的にこのレギュレーションを決定したのだろうと思う。
 ソフトサイドからすれば「勝負の主催者がどちらか一方の肩を持つとは何事か」と思うべきことであろう。しかしそもそも人間とコンピュータの将棋対戦で何を持って「対等な条件下での対戦」と呼ぶべきなのかが、極めて難しい。それに人間側は全員プロ棋士である以上それなりの権威があるわけで、その権威をスポンサー側が保護しようとする意識が多少働いたとしても致し方ない面もあるのではないだろうか。

 ただ、思うにこういう提案はもっと前から、少なくとも清水女流六段があからと対戦するあたりからなされてもいい問題であったと思う。ところが実際に、今回のようなレギュレーションが決められたのは去年が初めてであった。
 要は将棋連盟が・・・つまりはプロ棋士達がコンピュータソフトの進歩を甘く見過ぎていただけなのである。
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