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実戦と詰将棋 [将棋]

 昨日、関西将棋会館の駒桜イベントに行ってきました。
 基本的に関西の女流棋士が中心になって行っていますが、ゲスト棋士として福崎文吾九段と山崎隆之八段も来ていて、単なる若い女流棋士目当て(笑)じゃない人も十分楽しめる将棋イベントなっていたと思います。
 他に姿を現した男性棋士は、イベントの合間のティータイムの時間になるとひょっこり出てきて準備をしていた糸谷哲郎六段。棋士室に来訪するときには必ずスイーツを差し入れしてくれる、と評判の糸谷さんですが、昨日も期待を裏切らずに姿を見せてくれました。もはやスイーツ係の糸谷さん(?)ってことになっているのかもしれません。
 
 さてかくいう私もせっかくだから抽選で指導対局を、と思っていたら午後の指導対局でモリノブ門下の室谷さんに指導してもらうことになった。駒を並べている間に手合いを考えていたが、三面指しの他のおふたりが「平手」と「二枚落ち」だったのでじゃあ私は中間をとって角落ちに、ということで対局開始。
 私の棋風のせいもあって序盤でのんびりしていたらちょっと上手に十分に組ませすぎてしまって、下手としてはやや不本意な感じになってしまったが、とにかく遊び駒のないように心がけて指すようにしていたら、上手の攻めに乗じて反撃したのが功を奏したようで、図の局面では既に下手が勝勢に。
BANTmuroya1.png

 まだこちらには一手余裕があるようで、詰まさなくても受けがないように寄せればいいなと考えていたのだが、よく読んでみると・・・うまい詰みがあるではないか。対局中に思わず「あれ?」っと声を出してしまっていた。(室谷さんどうも失礼しました)
 
 ▲4二金△2三玉▲3二銀△1二玉▲2三金△同金▲2一銀不成△同玉▲3二飛成 まで下手の勝ち
BANTmuroya2.png
  
 「いやー、2三同金を、銀でとってくれたら飛車効いてるからつまないって思ってたんですけど・・・詰将棋みたいな詰みでしたね^^参りました。」
 投了後の室谷さんの言葉である。てっきり3三金は形作りをしてくれたのかと思っていたが途中までは向こうも気がつかなかったようだった。
やはり実戦だと詰将棋のようには詰みが見えないことがプロでもあるものだと、改めて感じた将棋だった。

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