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電王戦FINALの前に思う(余談) [将棋]

2月16日にニコ生で放送された電王戦リベンジマッチ森下卓九段vsツツカナに関する発表 を見ての感想を以下に述べます。(感想ですから呟き気味に列記しておきます)

・・・まああの局面は確かに森下九段がはっきり優勢である、ということには異議はない。
だから継ぎ盤を使って指した意義はあったし、朝の5時過ぎまでほぼ徹夜状態で、お疲れさまでしたと言いたい。

 だがいったん指し掛けと立会人の片上理事が判断したのだから、やはり一応どんな形でもいいから対局を再開したほうがよかったと思う。

 幸いコンピュータ将棋側にも256手ルールというのがあったはずであろう。
 森下九段が駒得のまま、あと50手ずつ指していけば250手に達するはずだ。
(そこまで指す前に森下九段が楽に入玉できる可能性が大きい。そのぐらいの大差はついている)
 ツツカナの考慮時間を入れれば結構長時間がかかるだろうが、256手まで指した上で立会人が再度対局を中断して、そこで判定勝ちを宣言すればいい。
 佐藤九段と中村六段がわざわざ出てきて「まあおそらくこんな感じになりますよねー」とか盤を使って説明して「やるまでもありませんよねー」みたいなのは、残念ながら蛇足だったと思う。
(まあお二人は連盟に頼まれて出てきたのだろうが)

 そして指し継ぎを行わない理由として「大差がついている局面なので、森下九段のほうにもここから再開するモチベーションがなくなってしまってる」というのも挙げていたが・・・

(おいおい、それ言っちゃっていいのかよ・・・あんたら将棋指すのが仕事だろ・・・)
・・・という思いが湧いてきた。ちょっと呆れてしまった。

 「これはプロの目から見たら大差です」とプロの立場からものをいうのであるならば、対局に対するモチベーションがないからこれ以上指したくない、なんてことは、絶対に言ってはいけない。これらは明らかに矛盾している。
 仮にその他もろもろの都合で対局が行えないとしても、
「森下九段は対局を望んでおりましたが、理事会で話し合った結果、指し継ぎは行わないということにしました。続きを楽しみにしておられた方々、大変申し訳ございませんでした」
 ・・・と。たとえそれが本意でなくとも、こう言わなきゃいけないだろう。

 要するに再開せずに、判定勝ちにしたことに対する正当性を証明するのに必死になるあまりに、棋士として一番大事な「将棋を指すことが仕事である」ということを、森下さんも片上さんも見落としてしまったんですね^^
 
(コンピュータ同士で100局指させて、100回とも後手が勝った?どんだけ時間と電気代の無駄遣いしてるの?さすがにそこまでプロ棋士の信用は落ちてないでしょ。
 むしろこんな保身のためでしかない会見してるほうが、将棋連盟の信用は落ちるんだよ・・・)
 
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